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ユニフィットの社員が、担当プロジェクトの広告実績を紹介したり、日々感じていることなどを書き綴っています。またマーケッターが市場の動向を切り裂くフリーペーパー『MAiL』や世の中の(生活者の)トレンドやニーズ、価値観を把握し、広告制作へ反映するために行っている定量調査の分析も公開しています。

2025-01-23 MAiL コラム

“あけおめ、ことよろ!”はありか、なしか?

年明け旧TwitterことXで、すごく興味深いやり取りが拡散されていました。以下、そのやり取りです。

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『あけおめ、ことよろ!』→『挨拶くらい略すのヤメたら?恥ずかしくないの?』→『Xくらい好きに呟かせてよ。』『そもそも“賀正”も略語だけど・・・。』『もっと言うと“おはよう”とか“行って来ます”も略した言葉ですよ。』
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どうやらこの“あけおめ、ことよろ!”略すな論争は10年以上も前からあるようで、ネットで調べると書道家の武田双雲さんは2013年ブログで〈あけおめ。はダメですか?〉という記事を上げたりしています。
私も電話を掛ける時の“もしもし”が「申します、申します」の省略だったことくらいは知っていたのですが、“おはよう”とか“行ってきます”などの挨拶も略されたものなんですね!
ということで、今は当たり前に使っている省略のワードを調べてみました。

■おはよう→お早くから、ご苦労様でございます。
■こんにちは→今日は、ご機嫌いかがですか。
■こんばんは→今晩は、ご機嫌いかがですか。
■おやすみ→ゆっくりとお休みになってください。
■さようなら→左様ならば失礼します。
■行ってきます→行ってきますが、必ず帰ってきます。
■行ってらっしゃい→無地に行って帰っていらっしゃい

ちなみに、“賀正”は“正月/新年を祝います”を簡略化した表現で、さらに相手への敬意の文字が含まれていないため、目上の人に使用するのはマナー違反だそうです(←恥ずかしながら全く知りませんでした(汗))。さらにちなみにですが、英語でも「Happy New Year」を“HNY”と略したりするそうです。
挨拶以外にも言葉はどんどん変化していくものなので、もしかしらたら100年後とかには、“あけおめ、ことよろ!”がビジネスの場でも使われるようになるかも知れませんね。言葉を扱う仕事をしているだけに、その変化には敏感でありたいと思う年明けでした。

挨拶とは違うのですが、先日テレビで“失笑”は本来「思わず笑ってしまうこと」というポジティブワードなのだが、「呆れたような笑い」と勘違いしている人がほとんどなので、別の言葉に置き換えるとアナウンサーが言っていました。うーん、言葉って難しい!

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アートディレクター

若林宏尚

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