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ユニフィットの社員が、担当プロジェクトの広告実績を紹介したり、日々感じていることなどを書き綴っています。またマーケッターが市場の動向を切り裂くフリーペーパー『MAiL』や世の中の(生活者の)トレンドやニーズ、価値観を把握し、広告制作へ反映するために行っている定量調査の分析も公開しています。

2024-12-25 MAiL コラム

年賀状文化は消えない?

みなさんのお手元には今年もご家族、ご友人、お仕事関係の方々などからたくさんの年賀状が届いた2025年お正月だったのでしょうか?
年賀状離れ、年賀状仕舞いが進む昨今ですが、データでみると実際にはどうなのだろう?と、調べてみました。日本郵便の発表によると、2003年に44億5,936万枚をピークに減少傾向が続いており、令和7年用年賀はがきの発行枚数は約10億7,000枚、前年の発行枚数と比べて約25%減少しているという結果が出ています。郵便料金の値上げ、メールやSNSの普及、個人情報流出懸念などで相手の住所を聞きにくくなった、など理由はさまざまですが、年賀状を送らなくなったという方の多くは年賀状作成にかかる手間や経済的な理由が大きいようです。

一方で、ネット上での調査結果やSNSの書き込みなどから、枚数の減少こそあれど、特別な人には変わらず年賀状に手書きの一言を添えて送っている、これからも続けたい、という人も一定数いることがわかりました。SNSやAIが普及し、国内外問わず一瞬で連絡がとれる便利な時代だからこそ、このひと手間かけた「年賀状」が相手の心に響くのかもしれません。年に一度、数枚の年賀状に心を込める、これも古き良き日本文化の一つだなと、毎年この時期感じています。

年賀状は平安時代に始まった「年始回り」という習慣が郵便制度発足とともに普及したもの。主君や父母へ挨拶をするという習慣が、交際範囲の広がりとともに遠方の人へは手紙を送るように。お世話になった方へ御礼を伝えるという気持ちは変わらず持ち続けたいものです。

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ビジネスマネジメント

内藤あずさ

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