便利になる一方でトラブルも…。
NEW絵本のようなヨーグルト
SNSで「どこにも売っていない」「ハシゴしてやっと見つけた」など話題になっていたので、スーパーで見つけた瞬間思わず手が伸びた『ぐうたら蜜バチ』。ちょっと変わった商品名のヨーグルトです。ネーミングもパッケージデザインも、ヨーグルトっぽくないですよね。かつてヨーグルト売り場に新しい風が吹いたのは(個人的にですが)R-1が大きかったと思います。青や白のカラーリングが主流の中、「赤」。新しい健康価値を印象付ける斬新なデザイン戦略でした。
『ぐうたら蜜バチ』は古谷乳業と、個人的に好きな会社でもあります、面白法人カヤックがコラボしてるそうで、牛乳離れが進む子どもたちや、義務感や機能性でヨーグルトを選ぶ大人へ「絵本を読むようにヨーグルトを楽しんで味わって欲しい」という思いから誕生。パッケージの裏側やインナーシールなどにも世界観が散りばめられていて、食べながら思わず読みこんでしまったほど。はちみつの甘さと香りが特長のデザートっぽいヨーグルトだったので、絵本のような優しいイラストの世界観ともマッチしています。健康のため、ではなく「(話題性もあって)かわいいから」とヨーグルトをパケ買いするなんて、新しい体験でした。
企画やデザインで新しい購買層はまだまだ広がる、その可能性を大いに感じる素晴らしい商品だと、今年のヒット商品番付にランクインすると勝手に予想しています。ちなみに...商品名の由来は働き者としておなじみのミツバチですら、おいしいはちみつの味わいにぐうたらしてしまう、というストーリーがあるようです。
と言いつつ、私は三角形容器の『小岩井 生乳100%ヨーグルト』が定番です。四角いパッケージが多いので差別化もあると思いますが、三角形&なめらかタッチだからこそ、そのまま食器に入れやすい(注ぎやすい)、ユーザー思いのデザイン設計ですね。