絵本のようなヨーグルト
NEW紙媒体の減少が進む昨今ですが、少し前に「これぞ紙の良さ」と嬉しくなった広告があったのでその背景とともにご紹介したいと思います。大谷翔平選手×伊藤園の「手紙」広告についてです。
いまや世界中で大谷選手を知らない人はいないと思いますが、2024年4月30日、伊藤園が『お~いお茶』と大谷選手のグローバル契約を発表した当日、日本全国および世界60紙以上の新聞で「伊藤園から大谷選手へのエールを込めた“お手紙”を公開」という全面広告を出稿しました。ご覧になった方も多いのではないでしょうか?
ただ世界に向けてどーんと出しただけでなく、広告紙面そのものにもしっかりとした仕掛けがあり、なぜいま主流になりつつあるデジタル媒体ではなく「新聞広告」だったのか、伊藤園の担当の方ががインタビューで答えていた内容がまた素敵だなと感じました。
単なる商品のPRというより、大谷選手への想いとお茶文化を世界に広めたいというメッセージを伝え、理解してもらいたいという想いがあの「手紙」の文面にぎゅっと込められており、現物をアナログで残し手元に置いておけるという身近な存在の新聞広告の良さを活かしつつ『お~いお茶』と大谷選手との関係性も表されているように感じて単純な私は大谷選手も『お~いお茶』もますますファンになりました!
同じく伊藤園の「粋」な広告として、大谷選手30歳の誕生日を祝う記念広告も話題になりました。シンプルなメッセージのなかに温かさを感じさせるところもまた素敵です。これからもファンのひとりとして「粋」な広告に期待です!