ARTICLE記事一覧

ユニフィットの社員が、担当プロジェクトの広告実績を紹介したり、日々感じていることなどを書き綴っています。またマーケッターが市場の動向を切り裂くフリーペーパー『MAiL』や世の中の(生活者の)トレンドやニーズ、価値観を把握し、広告制作へ反映するために行っている定量調査の分析も公開しています。

2024-07-26 MAiL コラム

都知事選と広告

本MAiLが発行される頃には、次期東京都知事が決まってしばらく経っている頃だと思いますが、このコラムを書いているのは7月2日。今週末の投票日を前に、候補者やその政策に関する様々な議論が巻き起こっています。その中でも、ニュースやSNSで話題となっているのが「選挙掲示板」に関する問題です。

そもそも都知事選で言えば300万円の信託金を払えさえすれば、約14000ヶ所の掲示板に10日間ほどポスター掲示ができ、NHKやラジオで5分半の政見放送を流せ、さらに各家庭にポスティングされる選挙公報に載ることができます。「都知事への“立候補”ではなく“広告”としてこの300万円を捉えると、破格とも言える金額で自分を売るメディアにすることができる」という指摘は以前からありました。裸のポスターを貼るのは法令に違反しているので言語道断だと思いますが、24人の候補者が選挙掲示板を“広告”として募金者へ貸し出したことは、この指摘に対するアイロニーであり、資金力・組織力のある立候補者にしか選挙掲示板を最大限活用できないという問題提起でもあります。最近ではYOUTUBEなどのWEBメディアをうまく使って当選する例も増えてきましたが、この選挙掲示板の問題をきっかけに今後選挙広報の仕方がどう変化していくか、有権者としてそして広告業界の一員として注視していきたいと思います。

ちなみに私の住む江東区では、その立地特性を活かし選挙カーではなく選挙船が来て、マンション1棟1棟のバルコニーに向け候補者が演説をする様子をよく見かけます。写真は、これもまたいろいろ話題になった先の江東区長選での乙武さんです(笑)

そう言えば夜のお店などの派手なアドトラック、6月末からは都外ナンバー(ほぼ野田ナンバー)に対しても規制がされるようになりましたね。次はどうその規制を潜り抜けて来るでしょうか?!

CATEGORY

TAG

WRITER

名前

この記事を書いた人

アートディレクター

若林宏尚

関連記事

一覧に戻る

このサイトでは、アクセス状況の把握や広告配信などのために、Cookie(クッキー)を使用しています。このバナーを閉じるか、閲覧を継続することでCookieの使用に同意するものとします。
詳細はコチラ詳細はコチラ

OK