絵本のようなヨーグルト
NEW先日、日経新聞で「若い世代は『タイパ(タイムパフォーマンス=時間対効果)』の意識が強い」という記事を見かけました。コスパよりもタイパという時代なのかもしれません。そのような中、どちらかと言えば若い世代が多く利用するYouTubeでは、「切り抜き動画」と呼ばれる、投稿された動画の面白い部分だけを抜き取り、短く編集したコンテンツが流行っているそうです。
確かに、日ごろYouTubeの動画を閲覧する中で、そういった切り抜き動画が表示される回数が多くなった気がします。ただし、かといって長尺の動画や、長時間拘束される映画等が全く見られなくなっているという訳ではないと、個人的には思います。先日、Amazon Prime Videoにワンピースの映画『FILM RED』が追加されましたが、国内興行収入197億円突破で歴代8位と、高い人気を得ていました。皆さんご覧になりましたか?余談ですが、『ハウルの動く城』は196億円だそうです。閑話休題。話がそれてしまいましたが、言いたかったことは、時間をかけてでも良いから体験したい、と思わせられるようなコンテンツが生き残っていくのだろうなということです。広告にも、一層そういったことが求められていくのかなと、新米ながら思いました。
物語ってタイパが良いですよね!別の人生を、それもファンタジー等の非現実世界での日常を、生まれ変わらなくても追体験できてしまいますから。―「人類史上最大のトリック……?(それは、人々に神がいると信じさせたことだ)」森博嗣『笑わない数学者』より