最近よく耳にする「マシンピラティス」は何がイイのか?
昨今、運動することにゲーム性をもたせて、健康習慣を促進させるコンテンツが散見されている。
任天堂スイッチの「リングフィットアドベンチャー」や一時期「ポケモンGO」もそのような二次目的で
利用することが増えたことで、CMでもそのようなことを訴求していた。
ただ最近はそんなゲームをプレイするだけで、健康に加えてお金を稼げてしまうコンテンツが存在する。
本記事ではその実態を探っていきたい。
運動して稼ぐ、Move to Earn
「Move to Earn」(M2E)という言葉を聞いたことがあるだろうか。これは歩く・走る・動く等の動作によって仮想通貨を稼ぐことができるゲームサービスだ。これは最近よく耳にするブロックチェーンの技術を利用したゲームであり、アプリ内で自分の購入したスニーカーをゲーム内で装備した状態で運動することで実際に仮想通貨を稼ぐことができる。実際に稼ぐことができる金額は歩いたり走ったりした距離によって左右され、稼いだ仮想通貨は実際に日本円に換金することも可能だ。最も主要なゲームが「STEPN」というサービスだが、それ以外にも約10種類のゲームがリリース済み。今後もリリースを控えているサービスもある。
[サービスの利用手順]
では実際にどのようにしてサービスを利用していくのか。大まかな手順は以下だ。
①アプリをダウンロード
②アプリ内でスニーカーを購入
③スニーカーをゲーム内で装備して運動して稼ぐ
①については言葉通りアプリをダウンロードするのみ。しかし、利用条件として仮想通貨の口座を持っていなければならない。 続いて②だが、これはアプリ内で装備できるスニーカーを買うということだ。スニーカーにはいろんな種類があり、歩く専用のもの、走る専用のものなど、金額は数万円から中には10万円以上するものまであるため初期費用が一定かかってしまうことは否めない。そして③、スニーカーを購入したユーザーは運動をしてお金を稼いでいくという流れとなっている。また、歩く以外にも稼ぐ方法が存在するのも特徴だ。これはゲームによって異なる部分もあるが、例えばスニーカーを2つ以上掛け合わせて新たなスニーカーを生成することができ、それを実際に他のユーザーに売買して稼ぐ、他にも仮想通貨の価値そのものが日本円換算であがった際に自分のスニーカーを他ユーザーに売買することも可能だ。
実際はいくら稼げる?
では実際に当サービスを利用するとどの程度稼ぐことができるのか。これは仮想通貨の相場によって、変動する。具体的にサービスがローンチした当初は1時間ほど歩くだけで5万円、中には1日で10万円以上稼ぐユーザーもいた。しかし最近は相場も下がりつつあるため、最低限の初期費用で1日数十円程度とのことだ。実際に初期費用がかかる割になかなか回収が難しいのが現状と見るのが妥当だろう。実際に当サービスのユーザーである2チャンネル創設者の「ひろゆき」さんも、今はまだ登録には早いと思うとネット番組で回答している。ただ時期を待てばサービスはより改善され、初期費用と稼ぐ金額のバランスがとれていくだろうと話している。
今回紹介した、Move to Earnはゲームして稼ぐPlay to Earnから派生したサービス。これ以外にも寝て稼ぐSleep to Earn、食事をして稼げるEat to Earnなどがあるそうです。