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ユニフィットの社員が、担当プロジェクトの広告実績を紹介したり、日々感じていることなどを書き綴っています。またマーケッターが市場の動向を切り裂くフリーペーパー『MAiL』や世の中の(生活者の)トレンドやニーズ、価値観を把握し、広告制作へ反映するために行っている定量調査の分析も公開しています。

2022-06-13 MAiL フィットネス

世界で拡大するウェルネス市場。日本の現状とこれからの展望は?

世界規模1.5兆ドル以上の市場

身体・精神の健康のみならず、社会的・環境的健康を基盤に輝く生き方の最適化を行うウェルネス市場は、世界規模1.5兆規模と推定され、フィットネス関連企業にとっても新たな成長市場となっている。ウェルネスとはフィットネスのような肉体的な動きだけでなく、精神的、感情的な範囲を含んでおり、具体的には健康促進をはじめ、より良い栄養・食事、睡眠向上、マインドフルネスといった側面があると言われている。国外ではウェルネスツーリズムと呼ばれる心身の健康維持を目的として行われる観光業など、個人の欲求変化に対応した自分のありたい姿や心にスポットを当てる動きである。以前までの日本では海外と比べて“ウェルネス”への意識が薄く、ビジネスとしても浸透しづらい傾向があった。これは、他国と比べて精神的健康・暮らしの健康への意識や関心が薄いことが背景であったが、徐々に日本にもウェルネス市場が広がりつつある。

日本のウェルネス市場

まず、2017年にフランスで発足した国際スポーツ&ウェルネスウィークエンドは第6回目となる今年、日本でも初開催が決定した。これは世界140 ヶ国規模でフィットネスクラブやヨガスタジオなどが参加し、各企業が無料体験クラスを企画してSNSなどで地域に情報共有することで、顧客にウェルネス体験を提供している。日本ではSPORTEC事務局が実行委員会として、2022年の6月ごろから参加企業を募る予定だ。
また、ヨガやアウトドアフィットネスが行える「BEACHTOWN 日比谷公園」というクラブが日比谷公園内に6月1日にオープン。自然と調和しながらスポーツを楽しむことができ、健康のためだけではなく、その先にある心の調整というようなマインドフルネスな意識を感じることが出来る。その他にも、より良い栄養・食事といった側面で栄養バランスが考えられたサブスクリプション型の食配サービスや、睡眠向上に特化した快眠促進ヨガ、小学生向けのマインドフルネス動画プログラムなど、新事業が次々と展開され始めていることから今後さらに様々なウェルネス事業が拡大していくのではないだろうか。

“ウェルネス”を意識することで、みんなで精神的に豊かになっていきたいですね!

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マーケッター

中島理絵

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