確認下付前なのに? 早期から顧客にアプローチ!
ハイブリットなパー・コン型フィットネスクラブ
2020年、フィットネス業界は新型コロナウィルスによって
大きな影響受けた業界の1つとなった。しかしそんな中でも
ビフォーコロナより来館者数が伸びたフィットネスクラブが静岡県にある。
本記事ではそんな店舗の取り組みについて特集していく。
「パー・コン型」ジム~eIGHT GYM~
昨今、トレーナーからマンツーマンで指導が受けられる「パーソナル型」、また24時間営業の「コンビニ型」の注目度がUPしつつあった。そんな中2019年8月に静岡県駿東郡でオープンした「eIGHT GYM」は10時~22時まではトレーナーによるパーソナルトレーニングが受けられる一方で、24時間年中無休で好きなときに利用可能でもある。そんな「パーソナル型」と「コンビニ型」の両方を備えた「パー・コン型」を採用しているのが特徴的だ。これは正しいトレーニング法を素早く身に着け、より良い状態をキープできる「自己管理できる体づくり」を目指す想いがあっての方式だ。結果、オープンから1ヶ月以内で会員になった人のうち半年後も継続していた人の割合は84%に達した。
ビフォーコロナ<ウィズコロナ
しかし当施設も2020年他フィットネスクラブ同様に4月は営業自粛に追い込まれた。その後従業員はビフォーコロナほどの来館数は見込めないと予想しながらもコロナ対策をして5月中旬に営業を再開。だが、実際に営業再開後の平均来館数/日はグラフ①のように変化した。
なんとアフターコロナにあたる1月の平均来館者数を6月は上回る結果となった。特に来館者数の多い時間帯を見ると深夜~朝方にかけての来館者数が倍増していることがわかる。(グラフ②)。
「eIGHT GYM」まとめ
以上の結果から「eIGHT GYM」から学べる点はどんなことがあるだろうか。1つ目は深夜時間もフィットネス需要がある点だ。特に早朝の運動は「脳の活性化」「脂肪燃焼量の増加」などメリットが多いため顧客にも提案は可能だろう。2つ目は単純接触回数の増加による効果が見られている点だ。これはリアルタイム混雑状況システム導入の副次効果だが純粋に運営側との接点を増加させることで習慣化に繋げていく施策が考えられる。未だ新型コロナの影響があり、変化を求められる中で、各社他にどんな施策に打ってでるのか「eIGHT GYM」以外にも注目していきたい。
この記事を書きながら朝起きてパッと運動し、帰って朝ごはんを食べる習慣を中学生時代にしていたのを思い出しました。今とはかけ離れた健康的な生活です