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ユニフィットの社員が、担当プロジェクトの広告実績を紹介したり、日々感じていることなどを書き綴っています。またマーケッターが市場の動向を切り裂くフリーペーパー『MAiL』や世の中の(生活者の)トレンドやニーズ、価値観を把握し、広告制作へ反映するために行っている定量調査の分析も公開しています。

2022-11-25 MAiL コラム

新しい交流の場メタバース

旧フェイスブック社が2021年10月に「meta」へ社名を変更しました。私はそこから大分後になってメタバースという言葉を耳にします。メタバース認知度についてのある記事によると、全国15~69歳の生活者を対象に、「メタバース生活者意識調査」を実施した結果、メタバース関連のサービスを認知している人は全体の36.2%、推計約2980万人に上回り、またサービスを利用したことがある人は全体の8.3%、推計約680万人が「利用経験がある(2~3カ月以上での利用)」と回答しています。利用層の平均年齢は33.4歳で、一番多いのは20代男性で19.0%。メタバースサービスへの支出項目は、仮想通貨やゲームだけでなく、買い物体験、旅行体験、飲み会参加などがあがられました。

また、メタバースは不動産売買もできるそう。現実世界の土地の考え方とは異なり、NFT(エヌ・エフ・ティー)「Non-Fungible Token(ノン・ファンジブル・トークン)」と呼ばれる技術をつかった、複製や交換のできないデータとして、希少価値が高く高額で取引されているようです。メタバースの土地は供給量に限りがあり、全てのメタバースならどんなサービスでも土地が売買できるわけではありません。土地が売買できるメタバースの代表格は「TheSandbox(ザ・サンドボックス)」や「Decentraland(ディセントラランド)」などがあるようです。

メタバースの土地を持っていれば、そこへ店舗などを構えることができ、さまざまなビジネスが可能となります。例えば、2022年9月にモスフードサービスが実施したイベントは、月面上に建てられたという設定の、実店舗を模した仮想店舗「モスバーガーON THE MOON」をオープン。VRゴーグルを着用すれば24時間誰でも訪問でき、限定メニューの調理体験などができます。他にも、サムソンは新しいスマホの発表会をメタバースで開催しています。

店舗以外にも土地を使ったメディア広告収入が可能です。今後世界中でメタバースの利用者が増えれば、土地は「メディア」にもなりえます。翻訳機能の進化で簡単に世界中の人とコミュニケーションがとれ、メタバースにように24時間いつでも人と交流できるコミュニティがあれば、交流の輪が広がってビジネスのチャンスも増えそうです。

あつまれ動物の森や映画「竜とそばかすの姫」などもメタバースの世界観が描かれていますが、私たちの生活にどのように応用されるのか今後も楽しみです。

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齊藤真理

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